A Song For Japan

個人的に大変気に入っている2枚の写真。おめかしして街のイベントへ連れられてきた子供の動きと言うのは普段目にすることが少ない好奇心とわくわくでいっぱいである。並べられたお菓子やおもちゃもさることながら、こうしたイベントに付き物の会場に流されるBGMに誘われてその足取りはとても軽やか。進んだり、戻ったり、リズム良く振り返ってみたり。まだ幼いままの手や腕の動かし方などは普段やってる動きとはまるで異質の気取ったエレガントで色っぽい大人の仕草すら感じさせる。この白いドレスの女の子は人混みの中でも一際目を引く天から舞い降りたかのような妖精の如き美しさだった。
やっぱり音楽はその名の通りだ。春の到来、秋の収穫。人の心がうきうきする喜びの時に、楽しむ心を身振り手振りで表現したその時に音楽は生まれたのだと思う。最初は囃子声と手拍子足拍子だけだったのだろうけど、やがて物を叩いたり草や木の筒を吹いたりしてリズムとメロディが育てられていったのだろう。そこに踊りが加わり見せる魅力が加われば集団の中でも一層自分を華やかに演じることが出来るし、魅せる方も魅せられる方もよりイベントに参加する意欲が湧くと言うものだ。そんな単純なお祭り騒ぎが出来なくなっている昨今はやはり異様不健康と言うしか無い。オンラインでも音楽を楽しむことは出来る。ただ文字や映像だけで隣人達と繋がるにはこれまで以上の意思疎通と信頼関係が必要になる。相手の目を見ながら、肌と肌を触れ合わせることでお互いを介し合い、共同体意識を維持してきた数万年の歴史をたった数年でご破算にして全く新しいシステムによる信頼関係を築くことの難しさを考えてしまうのだ。

A Song For Japan

日々の創作日記とお気に入りの音楽など。

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