Tear Drops

涙目を描いたのは本当に偶然だった。もともと単なる横顔を描くつもりで、終わったあとの微妙な表情を見て『Tear Drop』を加えることを思い付いたのだった。遠くを見つめる虚空の表情に一粒の涙は実に様々な想いを想起させる。固く結んだ口元さえも微かな震えを呼び起こしそうだ。まるで自慢話のようになってしまったが、涙を描いたのはあと付けの偶然だったのだから、決して自慢している訳では無いのである。制作にはこのような幸運や思わぬチャンスに巡り会えることがある。最初の思惑から外れて、まるで別物の作品に発展して行くこともあるのだ。行きあたりばったりのように聴こえるが、初心貫徹だけが成功の秘訣ばかりとは言えないと思っている。進めるうちに意外な所からヒントを得たり、予想外の発展への好機を得たり。これがあるから制作は止められないと言えなくも無い。

A Song For Japan

日々の創作日記とお気に入りの音楽など。

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