Black & White

かなり以前に描いた小さなアクリル画。あらゆる面で稚拙な仕上りで、手足の運びも不自然なのだが、言い訳が許されるならこの動きは当時のモデル通り。躊躇しながらも急いで渡ったのか、たぶんそんな感じだった。この頃は展覧会用に紙粘土による立体作品を制作していた時期で、平面でもアクリルや色鉛筆で着色の仕方をあれこれ試していたのだった。夏休みの朝、部活へ行くのであろう女子高校生が一人駅へ向かう静かな情景だったのを覚えている。昨今の猛暑は早朝と言えども厳しいものだが、この日は朝露が似合う涼しさの名残りを残した綺麗な夏の朝だった。シャツの白と髪・スカート・靴の黒との対比。高校生の夏服はモノトーンのコントラストがとてもスマートで鮮やかだ。あれからもう数年になる。何処の誰とも知らない彼女は今どこでどうしているのだろう。

A Song For Japan

日々の創作日記とお気に入りの音楽など。日常と非日常を行き来する奇妙な世界をお楽しみ下さい。

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