Out Of The Blue / Roxy Music

ロキシーミュージック4枚目のアルバム、『カントリーライフ』に収録されている一曲。それにしてもこのアルバムのレコードジャケットは衝撃的だった。国によってはデザインが差し替えられたと言われる際どいスリーブだが、このナンバーも含めて収録曲はヨーロッパ的な陰影のある独特の美しさを感じさせる佳曲が多い。そんな中でこの曲は特に胸に不安を送り込まれ続けるような不穏なメロディが印象的で、終末ヘ向かう場面で弾きまくられるエディジョブソンのバイオリン演奏が素晴らしい。コンサートでも再結成された後年まで重要なレパートリーになっている名曲だが、実はこのナンバーの良さを実感したのはそれほど以前のことでは無かった。先に書いた不安を誘うリフレインにある種の拒否感があったからだ。ただ曲そのものの完成度は非常に高い。アレンジ、リズム、歌唱、どれを取っても計算され尽くした絶妙のバランスがある。今となっては部屋に飾るに少し勇気がいるような刺激的なレコードに収められていたアルバムの代表曲とあって、ロキシーナンバーの中にあってかなり重要な曲になりつつある。

A Song For Japan

日々の創作日記とお気に入りの音楽など。日常と非日常を行き来する奇妙な世界をお楽しみ下さい。

0コメント

  • 1000 / 1000