My Way

ここでほとんど訪問者の居ないブログを書く理由と言うのは、脈絡も無く、人の気を引く小洒落た話題にも乏しい私が、自分と言う読者を楽しませてそれでいいみたいな程度のものである。でもそれは私にとってとても重要なことで、ともすれば他人目線で柄にもならない気取った文面を考え無くても良い気楽さと、自分の趣味趣向を最前列で押し出せる愉しみは、読者の多い人気SNSでは意外に出来そうで出来ないものだからだ。常に見られている意識、筋の通ったポリシーを提示し続けなければならないプレッシャー。周囲の期待を裏切りたく無いと言う余計な思い込みも手伝って、ついつい話し過ぎたり話し足らなかったりして、後から読んだら気恥ずかしくなるような建前の顔ばかりが目立っている。語りも過ぎれば物知りの自慢話にしかならないし、かと言って黙して語らずばかりではせっかくのような記事の宣伝効果が薄くなる。本当は誰もそんな私の気苦労など興味の対象外なのだけれど、続けるからには進めるうちに少しでも自分をより良く見せたくなるのが人情でね。終いには内容より掲載し続けることに目的がすり替わってしまってね、こうなったらやがて続けるのが苦痛になるし、自分のやろうとしているテーマがぼやけて一体何をやってるんだか解らなくなってしまう。だから私はここが必要なんだ。想いを本音を、脈絡気にせず書き連ねることが出来る自分だけの部屋がね。。。
しかし実際の生活で私は書斎もアトリエも持って居ない。持てない環境と言うのもあるが、それ以上に余りに隔絶された作業場で一人打ち込むことにそれほど大きな執着が無いからとも言える。誰にも邪魔されない静かな環境ではかえって色々なことに気を取られて作業がはかどらない気がするのだ。ちょうどあり過ぎる時間がむしろ作業効率を下げるのと同じでね。居間で、庭先でほんの1時間余裕を見つけて今日はここまでと決めたテーマに集中して取り組む方が私の制作スタイルには合っているようだ。お気に入りの道具や自分の作品に囲まれている創作生活はもう何十年も憧れの的なんだけれどね。でも心の中で、ブログや画像庫の中で私はギャラリーもアトリエも持っている。ここではちょっとした工夫で作業風景を記録したり、気取った個展を開くことすら出来るのである。私の作品がはたして日の目を見ることが出来るかどうかは解らないが、愉しむことに関してはオープンテラスよりは時計の針が聴こえるような深夜の時間の方が良いイマジネーションが湧くと言うものだ。

A Song For Japan

日々の創作日記とお気に入りの音楽など。日常と非日常を行き来する奇妙な世界をお楽しみ下さい。

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