One Fine Spring Day

眩しい新緑の季節。ついこの間満開の桜に春の到来を感じたのがもう遠い過去のようだ。肌にも心にも優しい春は目も眩むうちに駆け足で過ぎ去って行くが、私はそれを片時たりとも留め置くことは出来無い。ただ今と言う時間を大切に、良い思い出のほんの数章であっても記録にだけでも刻みつけて置きたい。
バックグラウンドを持つことの意味を考えている。過去を否定し、それを無価値なものとして捨て去っても、先へ進むことばかりでしか自らを主張出来無いとすれば、それは争い、勝ち抜くことに人生の全てを費やすことになってしまう。攻撃は最大の防御であると人は言うかも知れないけれど、いつもいつの時でも健康体で居られるとは限らない。苦境に陥った時、行き詰まった時に帰るべき家を持つことは決定的局面を迎えた時にこそ命綱になる。歳を重ね続けた今、命綱の大切さをより強く意識するようになってきている。

A Song For Japan

日々の創作日記とお気に入りの音楽など。日常と非日常を行き来する『北村工女』の奇妙な世界をお楽しみ下さい。

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