Flowers are arranged.

今年も自宅の庭にアイリスが2本花を付けた。来年そのままにして庭の草木の中で艶やかな姿を見せていたのだが、今年は意を決して室内で生け花風に飾ってみることにした。花茎に鋏を入れる瞬間と言うのはどんな花でも痛ましいものだ。ただ自然生えにしておくと長い茎が仇になって強風に煽られて折れたりすることが度々あったので、同じ生命であるなら平和な室内で長く花期を過ごさせてあげるのも愛情では無いかと考えたのである。床の間の前に活け花風に設えたアイリスと紫蘭の花。5月なので緑によく映える青空をイメージしたつもり。床の間の前で初夏の明るさを運んでいる感じかな。
部屋を出ようと灯りを消したら障子の白いスクリーンに浮かび上がって花が影絵のようになった。直線的な茎や葉と仄かに残る花のブルーと曲線美。これは偶然の発見だった。生け花は複雑な影もまた魅力だね。何を表現している訳でも無いのだが、少しだけ外れた日常を発見することが出来る。

A Song For Japan

日々の創作日記とお気に入りの音楽など。日常と非日常を行き来する『北村工女』の奇妙な世界をお楽しみ下さい。

0コメント

  • 1000 / 1000